2018年3月20日火曜日

かばん退会について

既に周知の通り、
私は3月をもちまして6年所属していた
「かばん」を辞めることになりました。

きっかけは表紙版下の係を降りることになり、
最後に繋ぎ止めていたものが切れたことによるものです。

実際私はここ半年くらいひどく体調が悪く、
歌会に出るのが辛くなってしまって、
冊子を読むのも辛くなってしまって、
短歌は詠めても、
チーフを頼まれると辛くて
でもみんなで作る冊子だから協力しなきゃという
思いもあって断れず、(断っても良かったんだな)
詠草を詠む以外はほとんど辛かったです。
体調不良で稼げないので
お金もなくて、会費は母に払ってもらっていました。
それも嫌だった。

でも、私はかばんの皆さんが大好きでした。
歌会や二次会の場の雰囲気が大好きで、
皆さんの話は面白くて。

だからやっぱり、
いつか元気になったらまた戻ってきたい。
かばんを通さなくても
皆さんと会って話したい。
そう思っています。

だからこれからも、
どうぞよろしくお願いします。

2018年3月16日金曜日

伊波真人『ナイトフライト』を読んで

伊波さんの『ナイトフライト』読了しました。

私が正直に言う伊波さんの短歌は
「ムーディーでロマンチック」というイメージがあり、

本当に正直な話、昔は顔が赤くなるような短歌もありました。
例えばコレ。

シャッターを押すのを見たことないけれど君のニコンは首飾りかい

他にも、いくつかあるんですけど、ここでは省きます(笑)

でもそんな短歌群はIで大体無くなります。
そこからは、
ムーディーでロマンチック、でもおかしみや生活感が入るような。

千年後日本であまた出土するイオンモールという名の遺跡
眼鏡屋で視力検査のとき見える気球の浮かぶ場所に行きたい
暗闇の向こうにいくつも窓がある水族館をそろりと歩む

どれも生活感がありますが視点が面白くて素敵ですね。

そして最後に別れの歌が秀逸。

家じゅうの時計の電池がいっせいになくなるときのような幕切れ
散りぎわがいちばん恋人らしかった僕らを残し日々はつづいて

どちらも好きな歌です。
ロマンチックな伊波さん(の短歌)だからこそ、
別れの歌がこんなに美しく切ないのか。
最後の歌なんかは連作で読むからなおいい気もします。

楽しませていただきました。
今後の活躍も期待してます!


2018年3月1日木曜日

振るわない

クラウドファンディングが始まって
今日で6日目。
支援者は1名(ありがとうございます)。
これはかなりまずい状況だと思います。

私は生半可な気持ちでクラウドファンディングを
始めたわけではありません。
準備も色々大変だったし。

何より、現時点で歌集を出す方法がそれしかないのです。
私は体調不良が原因で解雇されたことが4度。
解雇とかいうとびっくりするかもしれませんが
もう慣れたものです。苦笑
勤務は週五フルタイムから週四、さらに週四時短へ
変えていきましたが、
結局前のところも具合が悪くて続けられませんでした。

短歌をやってる方にはうつ病とかの精神疾患を抱えてる方が
たくさんいますけど、
私は双極性障害でも重い方だ、と先生に言われています。
本当なら仕事せず家にいろと。
そんな状態でお金があるわけないんです。

親も年金暮らしですし、
親の遺産が入る頃には歌集を作れる状態か。

何より、どんどん体調の悪くなってる私が、
遅くなればなるほど
歌集出版の夢は遠のきます。
あとは死後かもしれません。

だから、今!クラウドファンディング!!
なんです。

私は決して不幸自慢をしたいわけではありません。
ただ現状を理解して欲しいと思って今回書きました。

何度でも、と言ったけどそう何度もはできないかもしれない。

どうか、よろしくお願いします。
https://motion-gallery.net/projects/kasyu_cfun820

3000円からあるよ!